2010-01-01から1年間の記事一覧
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晩年のマイルスの最重要レパートリー。シンディ・ローパーのオリジナルも多くのひとの心を掴みましたが、マイルスの演奏もオリジナルに匹敵する素晴らしさ。常に時代とリンクしていたマイルスの生き方が現れています。マイ・ファニー・バレンタインのミュー…
ブラジル出身のギタリスト、ローリンド・アルメイダとの64年の共演で、バッハのフーガを演奏しています。アルバム "COLLABORATION" にも収録されています。クールでエレガント!クラシック音楽とかかわったジャズは今も多くありますが、MJQほど昇華された音…
同郷ジャマイカの英雄ボブ・マーリーの名曲。マーリーとモンティは同い年で、その音楽に対する共感が人一倍なのでしょう。マーリーが使っていたスタジオで録音したトリビュート・アルバムもあります。モンティの歌ものの演奏は息づかいが良く、実に説得力が…
リッキー・リーといえばやはり大ヒットしたこの曲。こんなカッコいい曲ほかにない。才能のある天才はデビュー作で名作を叩きだしますが、彼女もそのタイプ。それに一貫してクオリティーが落ちない創作活動。キャロル・キングなんかもそうですが、奥底に流れ…
マレイはホントに多作で色々な顔を持ってます。アブストラクトなフリージャズもあれば、ワールド・サキソフォン・カルテットの活動やブッチ・モリスと組んだビッグバンドも輝かしい成果をあげています。シンプルなカルテットでは、ファンキーなエイトビート…
コルトレーンのレパートリーで最も好きなのがこの曲。「言いたいことが言ってるうちにどんどん溢れてきて、とまらなくなっていく(佐藤大介@ジャズ批評 No.114)」という演奏スタイルが最もよくわかる。後期フリージャズ時代の彼は、言葉にならない想いが過…
2007年の演奏ですが、全く衰えることのないマレット捌きです。美しい曲です。初期ブルーノート時代に名盤が多いですが、個人的には先の記事で触れたウディ・ショウと組んでいた70年代のハイテンションの双頭バンドが好きでした。最近はジョシュア・レッドマ…
若い頃はブッカー・リトルの音楽性を継承したかのような先鋭的で前衛的な演奏で、パワフルに鳴り響くトランペットの音がカッコいいウディ・ショウでしたが、段々と円熟していくと元々持っていた卓越した歌心を聴かせてくれました。この演奏も巧いですね。 ne…
映画「真夏の夜のジャズ」は1958年ニューポート・ジャズ・フェスティバルを記録したものですが、独特の色彩感を持った映像と時間の流れが今もってクールな作品です。スイート・ジョージア・ブラウンとティー・フォー・ツーを歌う全盛期のアニタの姿は、この…
このアルバムの雰囲気は他にない特別なもの。モノトーンのジャズの世界からはみ出るような淡い色彩が見える演奏です。ジャケットも含めたコンセプチャルな作り方は、ハンコックらしい独創性を感じさせます。ここで使われる和声は明らかにギル・エバンスから…
We're All Togeter Again For The First Time と同じメンバーで、アルバムの前年71年のニューポート・ジャズ・フェスでの演奏。このメンバーらしいスタティックな演奏ですが、ライブならではの熱さも感じられます。マリガンとデスモンドが対位法的に絡むとこ…
矢口史靖監督の映画「ハッピーフライト」で主題歌として使われたのがこの曲。爽快なシナトラの歌いっぷりが映画にぴったりでした。矢口監督はご存知「スイングガールズ」を撮ったひと。「スイングガールズ」をきっかけに自身もジャズ好きになり、テナーサッ…
WE WANT MILES BAND の82年ライブ映像。このバンドはファンキーで開放的なエネルギーがありました。マイルスのオープンも好調。マイク・スターンの若々しいプレイも良いです。ミノ・シネルがナイスな仕事っぷりです。シネルのパーカッションがこのバンドのキ…
初めてサキコロを聴いたとき、1曲目のご陽気なこの曲と、2曲目の激シブ YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS とのギャップに戸惑ったものです。 newjazzthings.com
今から34年前の名曲。私のとっても青春の思い出です。FM放送を必死にエアチェックして聴いてました。ロッド・スチュワートとリンダ・ロンシュタットがソロ歌手でいちばん人気がありました。78年頃に同時に来日もしました。後年にふたりともジャズ・スタンダ…
映画「ラウンド・ミッドナイト」の有名なシーン。デックス扮する主人公ディルが心身ぼろぼろの状態でこの曲を吹いています。しかし「歌詞を忘れて吹けない」というのです。熱心なファンであり友人のフランシスが歌ってあげると、再び演奏し始めます。そして…
モーガンが晩年によく演奏したこの曲。70年のライトハウスのライブ盤でも収録されてますが、愛らしいメロディがとても素敵です。こういうチャーミングなセンスを持ち合わせたバッパーが他にいるでしょうか。やんちゃなモーガンがみせるこのギャップが魅力的…
HPに掲載している「IMAGES ON GUITAR」の裏ジャケットのステージ写真は、この映像の時の物のようです。Viva! Brasil! newjazzthings.com
知る人ぞ知る小曽根真のドラえもん!ジェームス・ジナース(b)、クラレンス・ペン(dr)との不動のトリオによる直球勝負のジャズアレンジで演奏されたアニメチューン。THEドラえもん展の為に録音され話題になりました。iTunesのダウンロードでベスト10にも…
ゲイリー・バーツをフィーチャーしたマッコイ・タイナー・カルテットの2007年の演奏。生でマッコイの演奏を聴いたのは、10数年前に来日したエルビン・ジョーンズ・カルテットでした。ウィントン・マルサリスのトランペットでコルトレーンの「至上の愛」を全…
チャールズ・ロイドのオリジナル・カルテットは、とかく若きサイドメンたち、特にキース・ジャレットの煌めく演奏ばかりに焦点があたりますが、リーダーも独特の魅力があります。ペテン師みたいなルックスと、軽量級コルトレーンといった感じのテナーサック…
フィルモアのライブから2ヶ月後の演奏。もちろん同じメンバー。個人的にこれが最強のマイルス・バンド。マイルスはフリージャズを嫌ったけれど、フリージャズよりもフリーな音の洪水。もうこの音を浴びるだけでいいのです。ゲイリー・バーツ、キース・ジャ…
91年の来日公演ジョージ・ムラーツ、ルイス・ナッシュとのトリオです。トミフラ18番のビリー・ストレイホーン作 Raincheck。HPに掲載しました89年作 JAZZ POET にも収録のナンバーです。ことあるごとにこの曲を演奏していますが、新鮮味がなくならないのが流…
1958年の演奏。ドラムはシグペンですね。着物姿はテレビ局がエキゾチックな効果を狙ったのでしょうが、今観るととてもかっこいい。この若き秋吉敏子は、表情や演奏フォームが上原ひろみに似てませんか?半世紀の時を経てふたりのピアニストが繋がった感じが…
名作 Tapestry がブレイクスルーした1971年のBBCライブ。ギター弾いてるのはジェームス・テイラー。もう60代後半の彼女ですが、この頃と同じく充実したライブ活動をしています。ライブ盤 THE LIVING ROOM TOUR も素晴らしかった。また来日してくれないかな。…