2009-01-01から1年間の記事一覧

年末年始の営業について

年末年始も通常営業です。 郵便事情により商品の到着が遅れる場合がありますのでご了承ください。 newjazzthings.com

ダイナ・ワシントン - I Don't Hurt

ダイナ・ワシントンは案外コアなジャズファンから冷遇されているような気がします。クリフォード・ブラウンとセッションしたレコードはプレミアがついていますが、エラやサラ・ヴォーン、アニタ・オデイらのクールな技巧派(?)の方が日本のファンは多いで…

ソニー・ロリンズ・トリオ - Weaver of Dreams

ロリンズ・トリオ1959年の演奏。ウェイン・ショーターがロリンズのピアノレスの演奏について、頭の中で鳴ってる和音の感覚が常人とはかけ離れている、というようなことを語っていたことがあります。ぐいぐいと音楽を推進していく感じが聴いていて気持ち良い…

パット・マルティーノ&ジョン・スコフィールド - Sunny

新旧の名ギタリスト対決!これは150キロの豪速球投手と変幻自在の変化球投手の投げ合いというところでしょうか。空間を音符で埋め尽くすマルティーノと、アウトフレーズで空間を広げていくスコフィールド。それぞれのギタリズムの違いがよくわかります。 new…

カサンドラ・ウィルソン - Africa

2007年デヴィッド・マレイとの共演。良い演奏ですねぇ。尖ってるジャズマン代表みたいなカサンドラとマレイですが、この演奏を聴くと良い案配で年を重ねたのだなぁ、と感じます。M-BASE一派としてデビューした頃から、前衛と伝統を自由自在に渡り歩いたカサ…

ジュリー・ロンドン - Bye Bye Blackbird

前の記事のディー・ディーとは全く趣が異なるジュリー・ロンドンのバイ・バイ・ブラックバード。派手なスキャットやフェイクはありませんが、ニュアンスを重ねていく歌唱は雰囲気たっぷりです。この映像は64年に一度だけ来日した時の演奏です。 newjazzthing…

ディー・ディー・ブリッジウォーター - Bye Bye Blackbird

サド・ジョーンズ&メル・ルイス・オーケストラと来日した際のパフォーマンス。丸坊主にちょっと退きますが、エラ・フィッツジェラルドの路線を正統に継承しているのはやはりこのひとでしょう。伴奏のサドメルの音がモダンでかっこよすぎ! newjazzthings.com

渡辺香津美 - KYLYN LIVE

KYLYNの貴重なライブ映像です。坂本龍一、矢野顕子、村上ポンタ秀一、清水靖晃、本多俊之、向井滋春、 小原礼、ペッカーという凄いメンバー。当時全員20代の若さでありながらバカテクのサーカス技を披露しています。この映像を見る限り坂本龍一もタンクトッ…

リッキー・リー・ジョーンズ - Magazine

THE MAGAZINE からタイトル曲を。リッキー・リーやジョニ・ミッチェル、それとキャロル・キングなどを聴くと、彼女達を生み出したアメリカ音楽の奥深さを感じます。こういう音楽はCDよりもレコードでじっくり味わいたいものです。 newjazzthings.com

トミー・フラナガン - Raincheck

91年のトミー・フラナガン・トリオ。ベースはジョージ・ムラーツ、ドラムスはボビー・ダーハムです。実に軽快で小気味良いスイングです。素晴らしい!トミフラの魅力は黒人独特の粘りが若干薄めでさらりとしたところです。好きな録音はいっぱいありますが、…

テリー・キャリアー - LAZARUS MAN

2005年ベルリンのジャズクラブでのライブです。写真の "WHAT COLOR IS LOVE" は常に当店の売れ筋トップ5に入る人気盤です。生ギターのコクのあるリズム、淡いトーンのサウンドに、テリーのビタースイートな声が絶妙にブレンドされた癒しのアルバムです。まだ…

デクスター・ゴードン - It's You or No One

1979年のカルテット。デックスは、十数年のヨーロッパ滞在からニューヨークへ戻ってからも、精力的に演奏活動を続けました。この映像は帰国して2年後くらいのものです。よく歌うソロが素晴らしい。同じ男性的なテナーであるソニー・ロリンズとはまた違った味…

セロニアス・モンク - Round About Midnight

ビバップ・ムーブメントの渦中にいながらその音楽は全くビバップでないというのがなんとも独特の立ち位置。模範解答から外れながら優れた演奏を残したという意味ではグレン・グールドと共通するところです。 newjazzthings.com

ステファン・グラッペリ Someone to Watch Over Me

グラッペリはモダンやスイングといったものを超越した独自のスタイルをもっています。オスカー・ピーターソンとの数々の共演では、互いに驚異のテクニックを披露するのですが、常に難しさを感じさせない絶妙のリラクゼーションがあります。 newjazzthings.com

パット・メセニー・グループ Third Wind

HPにアップしましたパット・メセニー・グループ STILL LIFE (TALKING) に収録されている曲です。この映像は88年のものですので、メンバーもアルバムと一緒です。 newjazzthings.com

マイルス・デイビスとタモリの対談

タモリ氏憧れのマイルス(本物)と初対談です。マイルスのオーラにさすがのタモリ氏もたじたじで、ちぐはぐな会話が爆笑ものです。マイルスはユーモアたっぷりで、案外お茶目です。 newjazzthings.com

マーカス・ロバーツ Concerto in F

これは楽しいスイング!ガーシュウィンのピアノ協奏曲(ヘ調の協奏曲)です。マーカス・ロバーツ・トリオと小沢征爾指揮ベルリンフィルの共演。途中1分〜1分40秒の間のトリオだけの演奏がすごくクールで、いきなりベルリンからニューヨークへトリップする感…

フランク・モーガン Parker's Mood

おととし2007年の演奏です。遠目のカメラは盗撮っぽいですね。足は弱っているのか座っての演奏ですが、しかしまだまだ現役なのですね。ジャズ・ジャイアンツの多くが逝ってしまった中で(ロリンズはまだ生きてますが)、モーガンはビバップの生き証人という…

チック・コリア&ゲイリー・バートン La Fiesta

これはつい最近の映像です。2007年の演奏。このデュオの十八番であります。澄んだ音色と、鋭いアタックがクールです。バートンの元祖4本マレット捌きはいつ観ても凄いものがあります。 newjazzthings.com

ビル・エバンス Waltz For Debby

ベースがチャック・イスラエル、ドラムスがラリー・バンカーです。オリジナルトリオの映像がないのが残念。こちらのモニカ・ゼッターランドとのデビーも有名なセッションです。モニカはスウェーデン語で歌っています。 newjazzthings.com

ウェザー・リポート Birdland

ザビヌル、ショーター、ジャコ、アースキンの4人が揃った黄金時代のウェザー・リポート78年ドイツ・ライブ。この当時、日本でもウェザーのコピーバンドがいっぱい現れました。ベースマンはみんなジャコの真似してたなぁ。 newjazzthings.com

ミシェル・ペトルチアーニ SO WHAT

アンソニー・ジャクソン、スティーブ・ガッドとの最後のトリオ。ペトルチアーニの硬質なピアノの音色は、このタイトなリズムセクションにぴったりの相性でした。このトリオのブルーノート東京でのライブがCDで出ていますが、素晴らしい内容なのでぜひ聴いて…

グレース・ケリー

既に話題になっているかもしれませんが、彼女は韓国系アメリカ人16才のアルト奏者です。倍音が豊かな音色がすばらしい。フレーズもすごくシブい。フィル・ウッズやリー・コニッツなど巨人を相手にしてもまったく物怖じしない。日本にも若い女性サックスプレ…

ユセフ・ラティーフ Trouble In Mind

1963年キャノンボール・アダレイ・セクステットの演奏です。このひとのサックス、特にテナーはソニー・ロリンズばりの王道の実力ですが、リーダー作で頻繁に出してくるオリエント趣味が玉にきず。キワもの扱いされがちです。マルチ奏者なのであれこれやりた…

フィニアス・ニューボーン・ジュニア Lush Life

それまでのバップ・ピアニストは左右の手の役割分担をはっきり分けて弾いていたところが、フィニアスは両手が有機的に連係しています。凄まじいスピードでフレーズを構築する様は常に驚愕であります。こういうテクニシャンは往々にしてつまらない場合が多い…

ブロッサム・ディアリー Surry With the Fringe on Top

名花が亡くなりました。82才。つい数年前まで現役でクラブにも出演していましたから、まさに一生涯歌手だったのです。この甘い歌声はワン・アンド・オンリー。再評価されて若いリスナーにもっと聴いてほしいです。 newjazzthings.com

ドリス・デイ Small Talk(パジャマ・ゲームより)

このミュージカルはロマンチック・コメディなので、気軽に観られる作品ですが、工場で起こる雇用問題とか今の世相にリンクする部分もあってなんとなく気が重くなるようなならないような。ドリスの歌はさすが巧いです。 newjazzthings.com

キース・ジャレット、チャーリー・ヘイデン&ポール・モチアン

スタンダーズ・トリオよりもやっぱこのトリオが好きかも。。。SOMEWHERE BEFOREの「MY BACK PAGES」を聴いていてそう思いました。ゲイリー・ピーコックとジャック・デジョネットにボブ・ディランは似合わんだろう。ヘイデン&モチアンより巧いけれど。 newja…

ヘレン・メリル You'd Be So Nice To Come Home To

昨年、ラストツアーで日本を回っていたヘレン・メリル。しかし、かつて日本を活動拠点にしていたこともある彼女のことですから、今後とも日本のジャズファンと係わってくれることを願いたいものです。 newjazzthings.com